読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

映画『ショート・ターム』感想

たまに無性に映画が観たくなることってありませんか?
今まさにその時期のモグラです笑。

 

スズメと『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』を観に行ったり『TED』『ホビット』シリーズを見直したりしましたが、色々と観た映画の中でも『ショート・ターム』はなかなか印象的だったので忘備録的な意味も込めて感想を留めておこうと思います。
TSUTAYAでフィーリングで借りてきた映画なのですが、そういう時って結構当たることが多くて好きです。一期一会感もあって魅力が倍増されるのかもしれません笑。

 

さて、こちらは『ショート・ターム』というタイトルの通り、18歳までの子供を原則として1年以内、長くても数年程度預かる児童施設でのお話。家庭の事情で預けられ虐待や自傷行為などの問題を抱えた子供たちを施設の職員の視点から描いています。


よく扱われる重いテーマではありますが、日本のドラマでやりがちな重々しく悲劇的な描き方はせず、淡々と静かに伝わってくる感じがとても心地よかったです。キャストの演技も、時には激しくも、繊細で、あくまで淡々と。お涙頂戴、共感を呼ぼうという姿勢ではなく、ただ事実をそっと受け入れてほしいというような制作側の姿勢を感じました。もちろん映画ですから脚色はかかっていますが。


また、職員のグレイス自身も虐待の経験があり、父親は服役中。同僚であり恋人のメイソンとの間に子供ができたことが発覚するシーンで妊娠が一度めではないことが示され、細かな伏線にも気が配られていたのも素敵でした。


戦争モノなど、よく真面目なテーマの作品を観た後には「〜の大切さについて考えさせられた」という感想を言いがちですが、この作品はそうではなく、そっと心に触れる作品です。2013年の作品で、日本ではそこまで存在感は大きくなかった気がしますが、映画賞を数多く受賞しているとのことですし、オススメです。