アドラー心理学 目的論②
こんばんは。すずめです。
今日もブログ楽しんでいきましょう。
今日は、前回の続きで、目的論の話です。
前回はトラウマの否定と感情は出し入れが自由ということについて話しました。
まだ見てなくて、興味のある人は前回のすずめのブログを読んでみてください。
ちなみに3月10日の更新だったと思います。
それでは、今日は
4.ライフスタイル
5.自分を決定するのは「今の自分」
について話していきたいと思います。
まずは、ライフスタイルから。
単純な英語の意味では「生活様式」となるでしょうが、
アドラー心理学においては、
人生における思考や行動の傾向
すなわち、その人が世界をどのように見ているか
という意味を持ちます。
具体的に例で考えると
私は悲観的です。という人がいたとします。
これは、私は物事の結末について悪いようにしか考えられないような性格ですと同値だと思われています。
しかし、アドラーならこう言いかえるでしょう。
「私は悲観的な世界観を持っている。」と。
そしてさらに、アドラーはライフスタイルは自ら選び取るものだとしています。10歳前後に。
つまり、一般的に言われる性格というものは後天的に自分で選び取ったものと言い換えることができます。
更に、裏を返せば、
人はライフスタイルを選びなおすことで変われると言っていることになります。
次に自分を決定するのは「今の自分」という話に移らさせていただきます。
今までの話から分かることかもしれませんが、
簡単に言えば、ライフスタイルを選びなおせばなりたい自分になれるということです。
前提にはトラウマの否定があります。
過去の行いが今に影響を与えないが故に人生を決めるのは「いま、ここ」と言えるのです。
ではどうして、世の中には「自分が嫌いだ。」とか「あの人のようになりたい。」とかいう人がいるのか。
答えは簡単です。その人が理想の自分に近づかないことで可能性の中に生きようとしているからです。
例えば、子供のころから俳優になりたいと思っている人がいたとします。
その人は、今は大学生になって役者とは無縁の生活をしているにもかかわらず、まだ子供のころからの夢を捨てきれずにいます。
周りからは「芸能事務所の面接に行ってみたら?」とか「ミスターコンテストに出てみたらいいじゃん。」とか言われるのですが、その一歩を踏み出しません。
この人は、その一歩を踏み出さないことで「面接に行けば受かるはず。」という可能性を残しておきたいのです。
可能性の中に生きているうちは絶対に変わることはできません。
変わりたいと思っている方がいたら、最初の小さな一歩を踏み出す勇気を持ってみてください。
今日はここまでにします。
次からは「対人関係の悩み」について書いていこうと思います。